素人の素人による素人のためのフラッシュライトBlog

色んな色温度のライトを比較してみる

懐中電灯の光源がフィラメントからLEDに政権交代してからしばらくは
廉価品を中心に兎に角LEDの光色は白かった
白というかもう青色に近いようなものも多く、当時はその青白さこそが
従来の電球からLEDに変わった事が実感できる分かり易いひとつの
指標だった事もあってその色味に文句を言う人はほとんど居なかったと思います

が、LEDも随分普及して従来の電球のほうが珍しくなった現在は1周回ったと言うか
低色温度の光源が見直されてきた感じがします

小生の手元にもいくつか低色温度のライトがあります
これまで個別のレビューで照射テストした写真は載せてきましたが、撮影条件が
違ったりするので今回これら特徴ある色温度のLEDライトを比較してみました

用意したライトはLED電球10本、フィラメント電球1本の全11本です


iroondo_hikaku_01.jpg

写真左より

①OLIGHT M2T WARRIOR Cree XHP35 HD クールホワイト
②JAXMAN E2L Cree XP-G2 3灯 クールホワイト/色温度6000K
③ThruNite TN12 Ver.2016 Cree XM-L2 U2 ニュートラルホワイト
④FENIX TK20 Cree XR-E ニュートラルホワイト 約4000K
⑤JAXMAN E2L Cree XP-G2 3灯 ウォームホワイト/4500K
⑥JAXMAN M2 Cree XM-L2 ウォームホワイト/色温度4300K
⑦SOLARFORCE LC-XM-L2 ウォームホワイト電球色 2600K-3700K
⑧H2T 燈 集光 6V 日亜 NSDW570GS-K1 ウォームホワイト電球色
⑨H2T 燈 拡散 6V 日亜NSDW(L)570GS-K1 ウォームホワイト電球色
⑩LEDLENSER P6.2 XP-E2 PC アンバー
⑪ミニマグライト 2AA Xenon球


クールホワイト→ニュートラル→ウォーム→アンバー→フィラメント電球と
言う具合に左から右へいくにつれスペック上の色温度が低くなるように
配置しました


iroondo_hikaku_02.jpg


早速すべて点灯させてみます

調光機能があるものは基本Lowですが、クールホワイトは低照度だと緑カブリして
写るので①、②のCW2本はMidにしてあります。そのせいで白飛びしてますが、
とにかく光色が白いのは分かるかと思います

③のThruNite TN12 ニュートラルホワイトは個人的に一番気に入っていて
自然な色味は使っていてまったくストレスがありません

⑤、⑥はJAXMANの同じ4500K前後のウォームホワイトですが
搭載LED数やリフベゼル径の違いからこういう写真の撮り方して比較すると
結構色温度が違って見えますね
照射距離が数mになるとこういった印象はなく、どちらもニュートラルと電球色の
真ん中くらいの色温度に感じます

⑦のSOLARFORCE ウォームホワイト 2600K-3700Kはモジュールで、
ホストライトとして同L2にドロップインしています
電球色と言う事で購入したんですが、実際照射してみるとピンクが入った暖色で
ノスタルジックな雰囲気を期待していたのでちょっと残念でした

⑧と⑨はH2Tの燈 集光と拡散
ボディサイズ長が違いますがホストライトライトはどちらも同じ
SOLARFORCE L2Mです
記憶の中の電球色というのはまさにコレなんですが、ミニマグライトと比較すると
やや橙色が過剰な感じがします でも大好きな色味です
小生は生産中止で憂う事が無いように現時点でそれぞれ3つ確保しました
それくらい気に入っています

⑩はLED LENSER P6.2に XP-E2 PC アンバーを載せ換えた物
ライト好きの方ならお気づきだと思いますが、某有名ショップのカスタム施工です
一般的なウォームホワイトは3000K周辺らしいですが、このアンバーの色温度は
2000Kを下回るようです
アンバーとは琥珀色という意味になります
P6.2の広角配光もあって照射すると目の前が芳醇なウィスキーのような
琥珀色の世界になります

最後の⑪はミニマグライト Xenon球
これと比較すると⑦のSOLARFORCE ウォームホワイト 2600K-3700Kが
電球色と謳うのもあながち誇張でもないような気もします
ここまでフィラメント電球の記憶が曖昧になるほどいつの間にかLEDが
身の回りに浸透しているのですね
でもやっぱり小生の中で電球色といえば⑧、⑨の印象が強いのですが
本物のXenonと一緒に照射テストすると現実を受け入れざるを得ないですね



続いて個別の照射です


色の違いによる識別差を明瞭にするために被写体はカラフルな物にしました


iroondo_hikaku_03.jpg


まず初めはカメラのクリップオンストロボのみの画像、これを基準にしてもらい
ルーメン値はそれぞれ違うので、色味だけ参考に見てもらえば宜しいかと

iroondo_hikaku_04.jpg


色温度の高いクールホワイトは最も明るく感じられ人気があります
きっとLEDフラッシュライトは何がなんでもCWじゃなきゃイヤという
人もいるでしょう

③のTN12 ニュートラルホワイトは一見地味に見えますが障害物が多い場所とか
文字を読む時、長時間照射を継続した場合などにストレスを軽減するのに
威力を発揮します
対象物の色の違いも良く分かります

⑤~⑨は同じウォームホワイトと言ってもかなり色味に違いがありますね
JAXMANのウォームホワイトはニュートラルに近く、⑦のSOLARFORCE
2600K-3700Kはピンク色というか肌色に近い印象です
H2T 燈 の2つはウォームホワイトとして万人受けしそうな色温度かと
元々燈 集光はSUREFIRE 6P キセノンをLEDに色温度そのまま換装するイメージで
購入したんですが、6Pよりも橙色が強く明るさは半分くらいといったところ

⑩のアンバーは色鉛筆の暖色系数本に青・黒の識別が難しいのが分かります

一番最後の⑪はXenon球のミニマグ2AAですがこんな色だったっけ?って感じです
繰り返しになりますが⑦のSOLARFORCE LC-XM-L2 ウォームホワイトと
色温度が良く似ていますね


クールホワイトを注文したのに思ったよりも白くなかったとか、
ウォームホワイトが期待したほど暖色じゃなかったとか、LEDライトの色温度って
中々思った通りにいかなかった経験ってあると思います

パソコンでの色再現は撮影者がどれだけ真面目にホワイトバランスを取ったか、
閲覧者側ディスプレイのキャリブレーション有無等に大きく左右されますが
異なる色温度のライトを一度に比較したこの記事がこれから主に暖色系ライトに
手を出そうとしている方へささやかながら一助となれば幸いです

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2018-04-20 : ライトの基礎知識 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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18650 Li-ion充電池の容量選択

高性能フラッシュライトに良く使用される18650リチウムイオン充電池
高容量でより安全性の高い充電池の開発も急速に進んでいますが
まだしばらく主流の電池として使われていくと思われます


18650_Liion_01.jpg


リチウムイオン充電池の中でもKEEPPOWERの充電池は中身がパナ製のセルで
信頼性が高く人気のバッテリーです

ただ容量が

3500mAh
3400mAh
3200mAh
3100mAh
2600mAh

などがあり、初めて手を出す人はどれを選ぶべきか悩ましい事もあると思うので
よく使われる3500、3200、2600mAhで考えてみます


18650_Liion_02.jpg


Amazonでの販売単位は1本、2本、4本になっており、通常本数が増える毎に
お得になるので4本買いを前提に話を進めます


あるショップの2017.2月時点での価格は

・KEEPPOWER 18650 3500mAh 4本 6900円
・KEEPPOWER 18650 3200mAh 4本 5600円
・KEEPPOWER 18650 2600mAh 4本 4160円

となっています



・3500mAhと3200mAh


とにかく大容量で少しでも電池の持ちを長くしたいというような
用途では当然3500mAhの選択になろうかと思う、3200mAhとの単セルの
容量差は300mAh、価格差は約320円です

18650を4本束にして使用する機器では計14000mAhと12800mAhで
容量差が1200mAhになり、価格差は1300円
これは容量的にみれば3500mAh4本で使用した場合には
電圧は同じで3200mAh 4本+0.37本分の容量と言う事になり
この差に1300円が見合うかという判断になるかと思います

個人的にはこの程度の差であれば安い3200mAhの方が
コスパが高いかと思います




・3200mAhと2600mAh


3200mAhと2600mAhの単セル容量差は600mAh、価格差は360円です
4本束にした容量差は2400mAhで価格差は1440円になる
3200mAhを4本まとめて使用した場合は2600mAh 4本+0.92本分になり
つまりほぼ5本分と同じと言う事になります

これくらい容量差がでてしまうと機器によっては目に見えてランタイムが
変わってくるので2600mAhよりも3200mAhを選択したほうが
お得感があると言えそうです

それに2600mAhだとワンサイズ下の16650に2500mAhがあり
サイズと容量のバランスから見ても見劣りしてしまう



まとめると

絶対的な容量を基準にするならば3500>3200>2600mAh
当然ながらこれは揺るぎ無い

3500と3200mAhなら、値段と相談になるが3200のほうがコスパが良い

3200と2600mAhなら、値段差以上に容量差があるので3200のほうが
費用対効果が高いが兎に角価格を抑えて18650使用環境を構築したければ
2600mAhという選択肢もあり

ただし2600と3500で比較すると、4本束にした時の容量差は1.4本分(3600mAh)に及び
それだけランタイムは短くなるし充電回数は多くなる

これは主流の18650単セル1000ルーメン タクティカルライト1本分以上の
パワーがそのまま削られているという見方もできる


18650_Liion_03.jpg



これとは別にメーカーによる違いはあるにせよ、大容量になると
規格内ギリギリの中で電池のサイズも大きくなりライトによっては
物理的に装填できなくなるような問題が出てくるものもあるので
事前にリサーチして購入するのが良いでしょうね

Amazonでは他メーカーで3800mAhを超える大容量の18650も
散見されますが、信頼性がイマイチなので避けた方が無難です
不良品を掴まされるだけならまだマシですが、取り返しがつかない
事態に成りかねません


2017-02-17 : ライトの基礎知識 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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これからの2AAライト

2010年頃までは2AAライトのHiモードは180ルーメンとか220ルーメンとか
その程度だったと記憶する

1AAや2AAライトは電池の入手性、汎用性、ランコストでその他に優越しますが
リチウム電池と比較して如何ともし難かったのが明るさでした


Future 2AA 1


ただ200ルーメンを「暗い」と感じるのは一部ライトマニアの変態だけです
停電時にナショナルライトしか使わない一般の人からすれば200ルーメンでも
体験したことのない相当な明るさでしょう

なので200ルーメンの照射性能があれば考えられる日常の
ほとんどの用途に対応可能なはずです

そうは言っても、例え98%のシュチュエーションに対応可能でも
残りの2%のことを心配するのがライトマニアであろうと思う


確かにルートが不明瞭な山中などに行くと200ルーメンクラスでは心細さを感じる事はある
何せ心配事は道迷いだけではない、どこからか聞こえてくる不気味な虫の鳴き声、
大型野生動物の襲来もにも警戒せねばならなし、怪しい変質者も居るかもしれない

しかし第三者から見れば、そこら一帯で最も怪しいのは夜な夜な山中でライトを
照射しまくっている本人なのは否定できないが...


何にしても2AAライトで照射能力不足が露呈するような場面でなお
AAセルを使おうとすれば4AAライトに頼るしか今までは手が無かった


だが時代は下り2AAのHiモードは300ルーメン前後が主流になり、LUMINTOP ED25
500ルーメン?を経て2014年にはとうとう4分間の時限TurboながらThruNite Neutron 2A V2
2AAライトは800ルーメンの明るさを手に入れた

この進化に一番驚いているのはフィラメントの2AAミニマグライトを使っていた世代でしょう
何せ当時の2AAライトでは10m先を明瞭に照射するのも難しかった
ツーリングで夜間のバイク整備で口に咥えて使用するのが関の山だった
2AAライトの実力と言うのはそんなモノだったのです


Future 2AA 2


Neutron 2A V2が先陣をきって超絶性能を搭載したことで、この先2AAライトは
早晩500ルーメンオーバーの時代に突入するのは間違いない


「2AAライトにそこまでの性能は期待していない」


と言う意見もあるでしょう


それはそれで否定しないが、ライトの使い方は人により千差万別です
AAセルのランコストが低く掌に収まるサイズからリチウム電池並みの大光量を
待ち望む人も多いと思う


明るさに関しては前述のように否が応にも500ルーメンが身近になる日も
そう遠くないと思う、なぜならそうしないともう「売れないから」です
カメラの画素数競争と同じで分かり易いセールスポイントが必要なのです




しかし小生には以前から思うところがある

それは配光です、より具体的に言うなら遠方照射性能になります


2AAライトがフィラメントのミニマグライトの用途をそのまま引き継いだ影響か
多くは近接使用に適した配光で強烈なスポット配光のモデルは少ない
スポットとスピルの境が曖昧という訳です


強烈なスポットを生み出すにはヘッドの口径が大きく影響してくる
CR123リチウム電池を使用する細身のライトでさえ大きなヘッドとリフを備えたライトが
多くあるのに、これまで2AAライトではどのメーカーも押し並べてヘッドが小さかった
これではいくらルーメン値が向上しても光は拡散して遠方照射は期待できない

しかし2AAライトが500ルーメンを超えてくると、今までリチウム電池ライトの独壇場だった
場面にもAAセルライトに出番が回ってくる事もあるでしょう
そうなってくると2AAライトも単に明るさばかりを向上させても限界がある
800ルーメンを誇る2AAライトThruNite Neutron 2A V2でさえ遠方照射では
光が広がって高ルーメンを活かしきれていないと感じる

単純な「飛び」だけで言えば2年前の4AAライトである600ルーメンのSUNWAYMAN M40A
に及ばないのが現実
と言うか廉価ライトのFENIX E21の170ルーメンにさえ負けている


近接と遠方照射を両立させたければLENLENSERのアドバンストフォーカスのような
解決法もあるでしょうが、パテントの関係もあり同じような仕組の実現は中々
難しいかと思う


Future 2AA 3
SHADOW MINI TC6



なのでこれからの2AAライトは、例えばSHADOW MINI TC6のようにヘッドが肥大化した
モデルのリリースが増えてくるだろうと予測する
リフレクター径を大きくすることが必須という訳ではないだろうが、
それが遠方照射性能を向上させる一番簡単な解決法だからです
(コリメーターレンズだと樹脂製が基本で発熱する高ルーメンライトには向かない)

またその方が貫通型ホルダーへの勝手も良い


Future 2AA 4
SHADOW MINI TC6と代表的な2AAライト FENIX LD20のヘッド径比較




高ルーメン化した2AAライトが後を追うのはリチウム電池ライトの外観・性能であることは
間違いないと思うし、それが求められている事でもあると思う

ただそれを歓迎はするが、一辺倒にならずに近接用途で使い易いフラッディな
配光のモデルも発展充実させて欲しいと願う


Future 2AA 5



2014-10-04 : ライトの基礎知識 : コメント : 4 : トラックバック : 0
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プロフィール

肥後ノ守(ひごのかみ)

Author:肥後ノ守(ひごのかみ)
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趣味で収集した懐中電灯の紹介、
その他、防災や登山、写真に
ついてのブログです

フラッシュライトの購入を検討されて
いる方の参考になればと
思いブログをはじめました

紹介するライトは単三電池を
使用するものが主です

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