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妥協の産物 D7100

D400の登場を待ちきれず、ついにD7100を購入してしまった

D7100.jpg


小生のデジタル一眼レフの主力は2007年発売のNikon D300で
D80、D40xがサブとしてこれを補完していた


6年以上使用していてグリップのゴムは浮いてきたし、25万レリーズを超え
最近は記録エラーも頻発するようになった
発売当時はトップレベルだった常用ISO感度やノイズ耐性も最新機種と比較すると
かなり見劣りするようになってきた

ここ1、2年は後継機種のD400の登場を待ちわびていたのだが、同時期に登場した
フルサイズ機D3はD4へ、そして高画素のD800、廉価機D700はD600へと移行し
最近ではD610にバトンタッチしている


しかしAPS-Cのほうはマイチェン機であるD300sから3年が経過するのに
D400が出るという噂は全く聞くことがなく、その間D7000が登場して、
これはD90の後継の位置付けだろうが、最新のD7100には51点の測距点と
100%視野率が搭載されている

中級機にここまでの性能を搭載するとは、NikonはもうDXのフラッグシップという
名目でD300の後継機(D400?)を投入する気はないと思わせるに十分であった



「D300の後継機をのぞんでいるユーザーは、スペック上は同じD7100かフルサイズD610の
DXクロップ(トリミング撮影)で代用して下さい」

と言うNikonからの冷たいアナウンスが聞こえてくるようだ



たしかに最新のフルサイズ機は安くなっている、数年前までの中古自動車のような天文学的な
価格でなく一般人でも少し背伸びすれば手の届くところにあると言えよう

しかしデジタル移行時のメーカーの苦肉の策であったAPS-Cも10年以上もそれを引っ張られると
ユーザーとしても慣れてしまい、値下がりしたとはいえ相対的に高価なフルサイズ機への
移行は躊躇してしまうようになってしまった

DX専用レンズを多く使用している訳ではないが、どうしてもフルサイズが必要な時は
FM2、F3、F4、F5、その他多くのフィルムカメラを所有する小生にとり、より多くの
諭吉を積んでデジタルまでフルサイズ化する必要性はそうない
リバーサルで撮影してフィルムスキャナで取り込めば事足りるのである

F3 F4 F5
                   所有するNikon F3 F4 F5


ということでD400?の登場が絶望的な現時点で小生が選定する次期デジタル一眼レフは
D7100以外になかった、そして購入に至った訳である


D90からの買い替えならば申し分ないのだろうが、D300を使っていた者にとって
D300の完成度と比較するとD7100は悪い所ばっかりが目につく


気になる点として

・グリップが小さくPVボタンが中指に当たる
・本体が軽く、レンズ装着時にバランスが悪い
・軍艦部液晶が小さい
・シャッター音が情けない
・画像再生状態ではISO感度やWBの変更ができない
・各部のボタンが小さく押し辛い
・背面液晶へのプロテクター装着不可
・使わない動画機能がある(これは時代の流れか)
・記録カード挿入口の蓋が華奢
・記録メディアがSDなのでCFのD300からは買い替えが必要


とまぁ色々ある

主にボディが小さくなった事と関係があるようだ
今までは何とも思っていなかった、と言うか無駄に重いと感じていたD300の大きさ重さが
こんなにも有り難いものだったとは
D610の実機に触れた事があるが、これもD300と比較するとグリップが小さく持ち辛く
D800でやっと満足いくサイズであった

勘違いしないで欲しいのは、新旧のスペックの違いはあるものの
DXのフラッグシップという位置づけの言わば「格上」のD300から、中級機種であるD7100に
移行したのは小生自らの判断であり、D7100が悪い訳ではない
D7100自体はD800のDX版と言われるくらい完成度の高い仕上がりだというのが
世間一般の評価である


しいて言えばDXフォーマットの最高機種という広告で多くのユーザーを獲得しながら
D300一代で終わらせてユーザーを路頭に迷わせる結果をまねいたNikonの功罪だな

しかしNikonのこうした行き当たりばったりな方針は今に始まったことではない
1970~1990年代にかけて他のカメラメーカーがAEやAFに対応した新マウントに移行した際も
Nikonは連動レバーなどを追加したりなどして一時しのぎで逃げてきた結果
現在では物理的互換性はあるものの、対応レンズが非常に複雑なマウントとなり
余程のNikonマニアでない限りレンズカタログの適応表を見て判断しないと
どのカメラにどのレンズが対応するのか分からない状態をまねいている

そして一口に「使用できる」と言ってもプログラムやシャッター優先モードが使用できなかったり
露出インジケーターが作動しない等の制約もある
新旧のNikonカメラを使用するユーザーは非Ai、改造Ai、Ai-S、Ai-AF D、AF-S Gレンズなど
多岐にわたるレンズ知識が必要になってくるのである

現在ではそんなNikonの行き当たりばったりの産物であるFマウント自体が「不変のマウント」という
良い方向にユーザーが捉えてくれたおかげで評価があがっているようだが、新旧レンズの互換性が
あると言うだけで、判断の是非はともかく将来を見越して決断をしたキヤノンのEOSマウント
と比較すると将来的な拡張性に余裕が無い事は明らかである
(ユーザーを切り捨てたキヤノンを賞賛している訳ではない)


またNikonの優柔不断さがまねいたものの象徴が現在のレンズラインナップにも見て取れる
Ai Nikkor 50mm F1.2Sと同1.4S、Ai AF 50mm F1.4Dと同1.8D、AF-S 50mm 1.4Gと同1.8Gと
焦点距離50mmのレンズだけでも6本もラインナップしているのである
未だFM10を販売継続している影響もあろうが、同業他社から見れば
驚愕に値するほど無駄な製品ラインナップである


こう言ったNikonの煮え切らない対応は今後も続くであろう
ユーザーはその度に翻弄されるであろう事は想像に難くない



[追記]2013.12.29

D7100について何度かの実践経験を経て新たな不満点が見つかった
画像再生時の+-ボタンの配置がD300と逆なため、D300の操作性に
慣れた者からすると誤操作し易い

またこれは発売当時からネットでも散々言われていたことですが
バッファが少なく連続撮影枚数が悲しくなるくらい少ない
JPEGでも20枚もたない

良いところも少し探してみるが...
SDカードのWスロットくらいか...?


〔追記〕
2016年4月28日にDXフォーマット最高機種D500が発売

D300Sの登場から7年、デジタル時代にあまりに遅い後継機となった
Nikonの銀塩フラッグシップが8年周期のモデルチェンジだったので
それに匹敵する遅さである


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2013-12-16 : その他 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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