素人の素人による素人のためのフラッシュライトBlog

今更のFF-111C

FF-111C rogo

多くの日本人にとって懐中電灯と言えば「ナショナル・ライト」を連想するのでは
ないでしょうか?
しかしその使用頻度は確実に低くなっています
現代ではライフラインは強化され台風が来襲しても滅多なことでは停電しませんし
都市部では河川が氾濫することも稀です。しかしひと昔前までは台風が来れば
停電するのは当たり前の事でした
もしかしたら今の子供は懐中電灯を直接使ったことが無いかもしれませんね

多くの家庭に常備してあった懐中電灯
普段は戸棚の片隅に置かれているのに、停電時には表舞台の最前線に
投入され一気に主役の座に昇り詰めました

そんなナショナルライトも高度経済成長期から現代まで長年の間に
幾度もモデルチェンジを経て様々な商品が投入されました

小生は普段は買う気も無いのにオークションサイトを閲覧しているのですが
何気なく検索したワードで古い懐中電灯を見つけました
古いナショナルライトが5本セットで出品されており、
内容は2Dモデルが2本、2Cモデルが3本というものでした
商品の外観から想像するに、1970年代のものではないかと思いました

いくら希少価値があってもその程度のモノならば購入までは至らないのですが、
特筆すべきはその状態で、新品デッドストック超美品だったのです
出品者の商品説明には「LED全盛の時代に電気屋の倉庫の隅で眠っていた」とのこと
ある所にはあるものだなぁ~と思いました
しかも外食一回分程度の即決価格で5本セットの出品でした
性能ウンヌンではなく、この時代の工業製品が新品で出てくること自体が
非常に珍しいことなので、思わず購入してしまいました

落札した商品の内、単1×2本のモデルがこちらのFF-111C
FF-111C gaikan
FF-111C

このFF-111Cについて調べてみようとネットで色々検索したのですが
まったく必要な情報が得られませんでした
あまりに古すぎてPanasonicの過去製品リストにも載っていないほど...

最後の手段でPanasonicのカスタマーセンターに直接問い合わせました
得られた製品情報が以下になります

名称     FF-111C
        普及品として販売
販売期間  1983~1993年
価格     840円
替え電球  2012年現在でも購入可

10年間も同じモデルを販売するというのは現在では考えられませんが
しかし70年代の製品かと思っていましたが、意外と新しいことが判明
10年と幅はありますが、もし最終生産の1993年製であればバブル崩壊の後、
小生が中学生の頃まで販売されていたことになります

その頃にこんな商品あったかな?という印象です
というのも中学の頃にはすでに懐中電灯に興味を持っていたので、
ホームセンターなどで各社のライトを割と把握していた時代だからです
最初のマグライトを購入したのもこの頃でした

今更そんな古いライトを使う価値があるのか?
という考えも一方であるかと思います

昔の製品を現代の視点で評価するのは正しいとは言えません
たしかにハロゲン球以前のフィラメント懐中電灯は現在の高性能チップLEDに比較すれば
暗くランタイムも短いのは疑いようもありませんが、当時は皆が文句ひとつ言わずに
使っていたのが事実なのです
引退するアスリートのように能力が落ちたのならともかく、当時の製品自体の
性能は(経年劣化を除外すれば)今も何も変わっていないのです
変わったのはそれを使う人間の方、もしこの懐中電灯が現代で本当に使えない
のなら、当時から使い物にならなかったハズです

FF-111Cの使用方法は歴代ナショナルライトの伝統ともいえる順手持ちスタイルです
FF-111C Junte

さっそく購入したFF-111Cに電池を装填して照射テストをしてみます
いつも通り4畳半の物置部屋の中央から窓のカーテンに向け照射します(距離1.5m)
FF-111C haikou

配光についてはムラなく均一で現代でも綺麗な部類ではないかと感じます
光そのものは少し暗いですが、停電時に屋内で緊急的に使用するのであれば
必要にして十分ではないかと思います
色合いは暖色ですが、この時代のライトは皆このような色でした

他にひとつ面白いものを見つけました
ON/OFFのスライドスイッチの前にある黒く四角いボタン。何だと思いますか?
Kanketsu.jpg
         黒く四角いボタン

これは間欠点灯です、つまり押している間だけ点灯し、指を離すと消灯します
現代のタクティカルライトではこの間欠点灯は概ねテールスイッチの半押しで
操作します
現代のテールスイッチには間欠点灯の他にモードの変更なども請け負っています
これはスイッチ内部に複雑な構造を組み込み、電子回路を搭載して実現した
ものだと思います
しかしそのようなものが開発される前には単純に別のボタンで接点を設ける
ことで間欠点灯を実現したのでしょう。非常にアナログな解決方法です
ただこの別のボタンを設けるという操作性は使ってみて悪い印象は受けませんでした
現代のテールSWの半押し間欠点灯はひとつストロークを間違えば
意図せずフル点灯してしますが、別の専用スイッチを搭載するこちらは確実に
間欠点灯操作が行えます

アナログ技術が合理性・コンパクト史上主義の現代のライトを超える事もあるのですね

ここまで状態の良い過去の工業製品をガッツリ使い倒すことは小生には
もう出来ませんが、5本セットでスペアもあるのでキャンプなどに持ち出したら
話のネタになるんじゃないかと期待しています


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2012-11-17 : Panasonic : コメント : 0 : トラックバック : 0
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肥後ノ守(ひごのかみ)

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趣味で収集した懐中電灯の紹介、
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ついてのブログです

フラッシュライトの購入を検討されて
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思いブログをはじめました

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