素人の素人による素人のためのフラッシュライトBlog

中央構造線を見に行く -中央構造線長篠露頭-

2016年の熊本地震は布田川・日奈久断層帯という2つの断層の活動によって
発生したと言われており、諸説ありますがこれらは西日本を南北に分断する
長さ1000km以上の大断層、「中央構造線」の一部とされています

4月14日からの3日間で震度6以上の地震が7回(内震度7が2回)という
観測史上前例のない大災害となってしまいました


cyuoukozosen 01


グーグプマップのデジタル衛星画像で西日本を見てみると
四国の北部から紀伊半島の大阪-和歌山の県境、それから渥美半島へ
東西方向に伸びる1本のラインが確認できると思います

そうなんです、中央構造線の活動によってできた地形は宇宙からも
確認できるほど規模の大きなものなのです


cyuoukozosen 08
中央構造線(google map)



cyuoukozosen 02
西日本の地質 (画像は大鹿村中央構造線博物館HPより 6/25申請済)


中央構造線とは、7000万年ほど前に大陸の一部としてあった
大昔の日本列島(内帯)に南からプレートによって運ばれてきた
違う地質の付加体(外帯)が衝突してできたものです
この中央構造線によって日本列島は内帯と外帯に分けられています
(内帯と外帯は場所によりさらに細分化した名称があります)


さらに詳しく知りたい方は → こちら



2008年に南アルプスの北岳だったかの登山帰り、伊那市長谷に
中央構造線公園があり、美和湖の湖畔に溝口露頭という全国でも
数少ない中央構造線が実際に目で見る事が出来る場所だったので
寄ってみたんですが、、看板の設置場所が悪く雑草も邪魔していて後で
確認したらまったく見当違いの所を断層だと思って写真に撮っていました

(↑自分の無知を棚に上げて逆ギレです 現在は分かりやすくなってるようですが)


cyuoukozosen 07
2008年に伊那市長谷 中央構造線公園で撮った写真


実際の中央構造線は写真の左上に少し写りこんでいるだけ



また見に行きたいと思っていたのですが、それだけのために3時間も車を
走らせる労力がなく諦めかけていたところ、何と小生が居る愛知県にも
中央構造線が露頭している場所があるらしく、浜松まで用事があったので
その帰り道に見てきました

場所は愛知県新城市長篠古渡付近、豊川が宇連川と合流する
手前の地点で、新東名新城ICからほど近い
地図でいうと浜名湖のやや北の地点です


cyuoukozosen 03


幹線道路横に小さい案内板があり従い進んでいくと、その先にまた右に誘導する
看板があり、畑の間の道を進んでいくと豊川の川岸に出ますが、ここが断崖絶壁で
一応整備された道がありますが、雨が降った後などは足元が滑りやすく
足を踏み外すとそのまま豊川に落ちてしまいそうな危険な所もあるので
興味がある方はしっかりとしたスニーカーを履いて行きましょう

最初の看板の場所から5分くらいで中央構造線の長篠露頭に到着します
工事現場の足場に使うような鉄板や金属パイプで組んだ簡易テラスが
断崖に設置されており、そこから断層露頭を見学する感じです


cyuoukozosen 04
中央構造線長篠露頭


ここ長篠露頭では外帯の三波川変成帯の結晶片岩の上に
内帯の領家変成帯の花崗岩源圧砕岩が衝突して
覆いかぶさっている状態です


cyuoukozosen 05


他の場所の中央構造線露頭では、内帯と外帯の間に断層粘土帯があり
境界が不明瞭な所もありますが、ここ長篠露頭では岩石同士がしっかりと
接合しているところを観察できます


cyuoukozosen 10
中央構造線長篠露頭 拡大


やはり相当な圧縮する力が働いているのでしょうか岩に亀裂が入っており
境界面ではかなり細かく砕けているのが確認できます


ここ長篠露頭は豊川のせせらぎが聞こえる明媚な場所ですが
目の前に見えている中央構造線を西に700kmたどった先の場所で
2度の震度7の熊本地震が発生した事を考えると興味深いと同時に
得も言われぬ怖さを感じます


スポンサーサイト
2016-06-26 : 防災 : コメント : 0 : トラックバック : 0
Pagetop
コメントの投稿
非公開コメント

Pagetop
« next  ホーム  prev »

プロフィール

肥後ノ守(ひごのかみ)

Author:肥後ノ守(ひごのかみ)
_ _ _ _ _ _ _ _ _

趣味で収集した懐中電灯の紹介、
その他、防災や登山、写真に
ついてのブログです

フラッシュライトの購入を検討されて
いる方の参考になればと
思いブログをはじめました

紹介するライトは単三電池を
使用するものが主です

検索フォーム

カウンター1

QRコード

QR

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる