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スリップジョイント機構

廉価なフォールディング(折り畳み)ナイフの簡易的なロック機構として
多くに採用されているのが、スリップジョイント(スプリングバック)という
メカニズムです
ビクトリノックスでは主に91mm以下のサイズのモデルに採用されています


suripujoint_01.jpg
ビクトリノックス ファーマーの内部構造


ビクトリ好きなら形を見れば分かるので説明不要であろうが、緑色の部分が
栓抜き兼マイナスドライバーで青色の部分が缶切り&マイドラ(小)となっている

下にある赤い部分がスリップジョイント(スプリングバック)と呼ばれる機構です


suripujoint_02.jpg


要するに板バネの一種なんですが、これでブレードの後端にテンションをかける事で
回転を止めて節度感のある操作性を実現させています
メリットは構造が簡単なのでコストが安くできる事、壊れにくい事などがあり、
デメリットはロックが確実ではないので力を入れる方向が限定される事ですが
操作に熟達するとスライドロック方式などよりも早くブレードを収納させることも
可能なのでエキスパートの人であえてスリップジョイント方式を好む人もいる


suripujoint_03.jpg


ちなみに栓抜きのブレード(緑)は、先端のマイドラ使用時に力を込めやすくする為に
最後まで展開させずハンドルに対しブレードを直角にして使用する事を想定しているので
回転ヒンジ部分が四角い形状をしており、そうでない缶切りのブレード(青)は
比較的丸い形で全展開して使う事がここからも読み取れる


一つのスリップジョイントで対に配置される2つのブレードにテンションを掛けているので
両方展開したり片方を中途半端に開いた状態だとかなり強い力が働き、たとえば
スタンダードスパルタンのナイフ(大)を中途半端に開いた状態でナイフ(小)を
引き起こそうとすると爪がヤラれます


suripujoint_04.jpg


商品写真などで全てのツールを展開した状態のを良く見かけますが、一般ユーザーで
必要が無ければあれはやるべきでありません、ツールも痛むし不意にブレードが
閉じて怪我をします。経験者が言うのだから間違いありません (ToT)


suripujoint_05.jpg


余談ですが、ビクトリノックスやWENGERのアーミーナイフのブレード配置で
なぜ大ナイフの側が缶切りで反対側に栓抜きが配置されているのか?
逆でも良いのではと考えた事はないだろうか?


suripujoint_06.jpg


これが明確な正解という訳ではありませんが、91mmや84mmというハンドルサイズは
人によっては小さく扱い辛い場合がある
そういう時に栓抜きのブレードを展開して小指の置き場所を作ってやる事で
ナイフ使用時の操作性を向上させる事が出来ます

ここに栓抜きでなく缶切りがあると鋭利なエッジがあるので問題になる
ナイフと栓抜きは「対の配置」ですが、固定されている「列」が違うので
同時に展開しても問題はありません

ビクトリノックスの裏ワザ的使い方ですが、多分ここまで考えて作られているのでしょう


主力の91mm、84mmのモデルにこのスリップジョイントを採用するビクトリノックス
対してレザーマンの方はWINGMANやREBARなどスーパーツールよりひと回り
小さいモデルにもライナーロックなどのより確実なロック方式が採用されている

ロック方式の観点から両社ツールの設計・運用思想を考えてみるのも面白いですね


suripujoint_07.jpg

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2017-04-30 : VICTORINOX : コメント : 0 : トラックバック : 0
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プロフィール

肥後ノ守(ひごのかみ)

Author:肥後ノ守(ひごのかみ)
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趣味で収集した懐中電灯の紹介、
その他、防災や登山、写真に
ついてのブログです

フラッシュライトの購入を検討されて
いる方の参考になればと
思いブログをはじめました

紹介するライトは単三電池を
使用するものが主です

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