素人の素人による素人のためのフラッシュライトBlog

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
-------- : スポンサー広告 :
Pagetop

危機管理(リスクマネジメント)

2004年 12月 26日のこと

クリスマスも終わり新年を迎えるだけのこの時期の衝撃的なニュースに世界は戦慄しました
「スマトラ島沖地震」が発生したのです
マグニチュード9.1の巨大地震と発生した津波により死者・行方不明者は環インド洋全体で
22万人を超える甚大なものとなりました

人的被害のほとんどは津波による溺死です
大きな被害を受けたタイのプーケット島などの各所で観光客による津波の鮮明な映像が
撮影され衝撃を受けた方もおられるでしょう

平均で10m、最大で34mの巨大津波がインド洋の海岸線を襲ったのです

この時の日本のマスコミが伝えた論調や日本国民の意識は、被害を受けた
東南アジア諸国やインド・スリランカの国々は発展途上国であり、ハワイにある太平洋津波警報センターのような
警報ネットワークが無く、度重なる地震や津波の被害に遭っている日本人ほど津波に対する危機感も無いため
高台に避難することなく津波に飲み込まれ被害を大きくしたと言う風潮でした
多くの日本人がこれに同調し、やや上から目線で、少し優越感に浸り、そして遠くインド洋の出来事ということで
他人事のように新年を迎え日常の生活をおくってきたものと想像します

そして同時に漠然とこうも思いました
「もし日本で同じような巨大地震が起これば皆が高台に避難するものだろう」と
だって日本は地震多発国家であると同時に地震研究の最先端を行く国だから
ハザードマップや各種法整備がなされ何より国民の津波に対する意識が高いから...

それから6年後の2011年 3月 11日

この日本人の驕(おご)りは完膚無きまでに打ち砕かることとなります

いまだ記憶に新しい東日本大震災です
最大遡上高40.1mの巨大津波が東北地方の海岸線を襲ったのです
死者・行方不明者はあわせて18000人を超えました
自然災害の被害者が1万人を超えるのは戦後初めてのこととなる未曾有の大災害となりました

被害者の死因の92%は溺死でした、つまり津波にさらわれたことになります

3月11日の夕方、被災地から離れたところに暮らす小生は会社から帰宅してニュースを聞いていました
するとニュースでは
「津波が発生したが人的被害はほとんど無し」とか「目立った死者は確認できない」

というようなことを各テレビ局が伝えていました(安藤アナがヘルメットを被っていたのを思い出します)

小生は地震の規模に対して人的被害が少なすぎるということに少し懸念を抱きながらも
あぁさすが頻発する三陸沖地震を経験している東北人はちゃんと高台に避難したんだなぁと
思いました。
相変わらずテレビの片隅には日本のほぼ全域に津波警報を知らせる画が表示されていましたが
深刻に考えずに夕食をとっていました(小生はかなり内陸の都市に居住している)

しかしそれは被害があまりに巨大で、本来被害者数を取りまとめる自治体や街そのものが
壊滅して被害状況が届いていないだけでした
時間がたつにつれ100人単位で死者の数が増えていきました。

「どういう事だ?」、「高台に避難していなかったのか?」

という思いでした

後で伝えるところで避難場所に指定されていた3階建てビルの屋上に避難したが
想定外の規模の津波に飲み込まれた方々はまぁ仕方ないにしても
避難すらしなかったと言う人も多く居たようで、その人たちに避難を促す途中で
津波に襲われた消防団員なども多かったようです

巨大地震がおこり、津波の襲来が想定されていたにも関わらず避難しなかった人々...
実はこれには伏線がありました

3.11の数日前か数週間前かは失念しましたが、極最近にかなり大きな地震が
東北地方で発生し、津波警報が発せられました
多くの人が訓練通りに高台に避難しましたが、到達した津波は1m程度の小さなものでした
被害が少なかったのは本来喜ばしいことですが、この時の経験から3.11の際にも

「どうせまた大した津波は来ない」

というような心理にさせてしまったのではないかと想像するのです

ここに隙が生じ、まさにそこを突くように巨大津波が襲来したのです

今更いうことではないですが、命はひとつしかないのですから
過去の経験を何かを止める言い訳にせず、行動の方に生かすべきでした
最悪のケースを想定して欲しかったと思います

我々は違うと思い込んでいた日本人も、結局はインド洋大津波の時の
東南アジア諸国の人々と同じ轍を踏んでしまった訳です

「想定外」ということばを官民問わず使いますが、3.11から遡ること18年前の1993年に
北海道の離島である奥尻島が地震による津波に襲われています
この時の津波の最大遡上高は30.6mに達しています
当時小生は中学生でしたが、津波のそのあまりの巨大さに驚愕した記憶があります
そう遠くない過去にこのような巨大な津波が我が日本に襲来しているのですから
20mや30mの津波などちっとも想定外ではないのです(波高と遡上高の違いに注意)

尖閣の問題でもそうですが、島国であり他国と直接国境を接することもなく
城郭都市も形成してこなかった日本人は国会議員だけでなく
一般レベルまで危機意識が低いことが言われています

「自然災害に対する安全保障」の分野もまた然りではないでしょうか

そして2012年 11月 27日

北海道の登別や室蘭などで最大瞬間風速42mの暴風雪により5万世帯以上が停電する事態になっています
病院では電源の確保に右往左往し、役場や公民館は大震災さながらの避難所となっていますが
電気がない状態では暖も取れないありまさです

先の大震災の時も「東北の人は地震、津波に対しての備えは万全」と思い込んでいましたが
今回も「北海道の人は寒さ対策は万全だろう」と思っていました

しかしそれは「安定した電力供給」というライフラインに全面的に依存しており、
蓋を開けてみれば、停電して電気もなければストーブも使えない状態だったわけです
29日の朝のニュースでは店頭から懐中電灯用の単一電池は売り切れ
灯油ストーブを求める人が列をなしていました

停電して凍死する危険がある場所に住むのなら、それに対して
別系統のバックアップを考えておくべきです

大震災を経験しても相変わらず日本人の危機意識は低いようです

また今回のニュース映像の中で、単一電池が売りきれた商品棚でも、単三電池は普通に在庫が
ある状態が確認できました
やはり大災害とコストパフォーマンスを戦略的に考えれば単三電池というものは極めて有用であると
いう思いを強くしました

最後に

小生の個人的に思うところを勝手に書き綴った今回の記事ですが、
不快に感じた東北や北海道にお住いの方が居られましたら
申し訳なく思います



スポンサーサイト
2012-11-29 : 防災 : コメント : 0 : トラックバック : 0
Pagetop
コメントの投稿
非公開コメント

Pagetop
« next  ホーム  prev »

プロフィール

肥後ノ守(ひごのかみ)

Author:肥後ノ守(ひごのかみ)
_ _ _ _ _ _ _ _ _

趣味で収集した懐中電灯の紹介、
その他、防災や登山、写真に
ついてのブログです

フラッシュライトの購入を検討されて
いる方の参考になればと
思いブログをはじめました

紹介するライトは単三電池を
使用するものが主です

検索フォーム

カウンター1

QRコード

QR

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。