素人の素人による素人のためのフラッシュライトBlog

タクティカルライトでなければならぬ理由

懐中電灯ですが、普通どの家にも大抵1、2本はあると思います
ただ今は台風が来ても都市部では滅多に停電することはないので
昔に比べ出番はかなり減ってることでしょう
普段がそんなんだから大地震の後には蜂の巣を突っついたような騒ぎになります

懐中電灯...昔のイメージだと順手で持ち親指でスイッチを操作する
「ナショナル・ライト」がその代表格です

National HALOGEN
     「ナショナル・ライト」 このハロゲンモデルはかなり後期のものですね

家電量販店へ行けば昔ながらの単一電池を使う懐中電灯が陳列されており
どれを購入しても停電時など、それなりに活躍してくれます
昔と違うのは電球がLEDになっていることで球切れの心配がなく点灯時間も
長寿命になっていることくらいでしょう

これらの物は大抵が1000円程度で高くとも3000円くらいです
実際このくらいの値段の懐中電灯でも立派に仕事はしてくれます。
懐中電灯の本来の仕事である「暗いところを照らす」という面では
何も問題はありません
日常的に使うものならば多少値段が高くとも質感や操作性の良いもの選ぶでしょうが、
災害時の備えのためろはいえ、いつ使うかも分からない懐中電灯に
5000円も1万円も出せないというのは多くの人の意見だと思います。
揃えねばならない防災用具は懐中電灯だけではないですからね。

ただ私が収集しているライトの多くがこの5000円以上場合によっては
2万円以上の価格帯です
この価格帯のライトは俗に「タクティカルライト」と呼ばれています。
先に申したように1000円の懐中電灯でも十分なのに何故そんなライトを購入しているのか?
疑問に思われる人も居られるでしょう
これは一言で説明するのは難しいのですが、例えると自動車と似ています
例えばトヨタのVitzと高級車メルセデスのE420を比較した場合に
定員は5人、タイヤも同じ4つ(当たり前だろ)、最高速度は流石にベンツが
上をいきますが、120km/hまでの実用的な速度はVitzでも不足なくだせますし
バックドアの有無による使い勝手や燃費・税金などの維持費を考えればVitzの方が
断然車としての能力が 上という見方もできそうです。新車価格も倍以上違います。

それでも何故ベンツの方を選ぶ人がいるのかと言うと、まぁ見栄もあるでしょうが、
カタログスペックに表れないところ「付加価値」と呼ばれるものがあるからです
具体的には質感・ハンドリング性能・安全性能などの信頼性です。
ベンツに限らず高級車ではドアを閉めた時の音ひとつにしても考えられて造られていますし
加速性能や、コーナリング、高速走行時の安定性は高級セダンに乗った人でないと
分からない「違い」があります。
また国家の衝突安全認証試験をギリギリクリアしている国産車と違い、プラスαで社内独自で
より厳しい安全基準をクリアしているドイツ車は「もしもの時」に頼もしい存在です。

これをフラッシュライトに置き換えて言えば、例えばの話、河原のキャンプ場で
肝試しに深夜の散歩をしている時に知らぬ間に幼い我が子がハグれ行方不明と
なったケース(実際に似たような経験あり)では1000円の懐中電灯の高々10m程度の
照射距離では捜索の用を成しません
しかしタクティカルライトならば最大照射距離は100m以上、モデルによっては200m以上の
照射距離を誇りより広範囲に捜索することが可能になります

別のケースで地震により倒壊したビルの中の狭い空間に閉じ込められたことを想定します。
運良く怪我は無く手元に懐中電灯も持っていたとします。
しかし携帯電話は混線して(大地震だから)通じず仮に通話が可能であっても
救助されるまではかなりの時間がかかる事が容易に想定できます。
そんな時、通常量販店で販売されている懐中電灯では明るさに問題なくとも
ランタイム(持続時間)に心配があります。と言うのも一般的な2000円程度の
懐中電灯にはスイッチのON/OFFつまり点灯と消灯しか機能が無いからです
これは余計な操作がなくどんな人でも容易・確実に扱える反面、上記のように
長時間の使用を想定したケースでは欲する明るさの程度に関係なく点灯・消灯の
非常に両極端の選択を迫られます。

人間は長時間暗闇の状況下におかれると「ブラックアウト」といって心理状態が不安定になります。
人間が飲まず・食わずで極限状態に置かれた時のデッドラインは72時間と一般に言われています。
救助を待つ間は自分との戦いになりますので冷静な精神状態を維持するためには
「明かり」は重要な要素の一つです。
2000円の汎用ライトだとずっと点灯したままと言うのは電池の容量に不安があります、72時間なんて
とてももちませんし、消灯状態の暗闇ではさぞ不安でしょう。閉じ込められたのが自分一人ではなく
子供も一緒なら尚更ですね。

そんな時に頼りになるのがタクティカルライトです。タクティカルライトには通常3つ程度の明るさを
任意に選択できる機能が付加されています。用途に応じて明るさを変えられるのです。
明るいモードでは点灯時間は短くなりますが逆に明るさを制限するLowモードに
切り替えることにより点灯時間を大幅に長くすることが可能になります
Lowモードの大体の目安は単三電池1本を使用するモデルで数ルーメン~0.1ルーメンの明るさで
ランタイムは30~200時間程度です
0.1ルーメンと侮るなかれ。完全な暗闇では多少暗いですが、本を読めるくらいの
明るさを提供してくれます
200時間というと1週間以上のランタイム。これだけ光続けてくれれば普通脱水症状で人間は死にます
なのでそれまで電池の心配はいりません。人間が死んだ後も点灯し続けてくれますヨ(^^

1lm.jpg
          0.1ルーメンの光 この明るさで100時間以上、あなどれません

タクティカルライトはこれに加えて耐久性も2000円の汎用ライトに比較して頑丈に出来ています
多くが外装にアルミ合金を使用しており少々落下させた程度で
機能を停止することはありません(程度によるが)
またコストをかけ設計されたリフレクターやレンズを透して放たれる光は非常に均一な配光となり
長時間の使用でもストレスを感じさせません

以上が小生がタクテカルライトを選ぶ主な動機であり、また一部の人に支持されている理由です。


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2012-10-01 : ライトの基礎知識 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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肥後ノ守(ひごのかみ)

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趣味で収集した懐中電灯の紹介、
その他、防災や登山、写真に
ついてのブログです

フラッシュライトの購入を検討されて
いる方の参考になればと
思いブログをはじめました

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